与太者ブログ

日々思ったことを徒然に書いています

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在宅勤務のコールセンターのいいところ、悪いところ

在宅のコルセンってどうなん?

在宅勤務のコールセンターの求人が最近増えている

コロナの影響もあるし、外資系の企業がコールセンター業務に参入しているので、在宅勤務者を増やそうとしている

自分は短い間だがいたので、そこでの業務って実際にはどんなものなのか、というところを記載していきたい

 

 

自分が働いていた企業

外資系のコールセンター業務を主に運営している会社だった

日本ではメジャーではないが、海外ではかなり手広くやっているらしかった

現場の管理職は日本人だが、その上のクラスはおそらく中国人の女性だった

同僚は日本人なので、あまり外資系ということを意識することはなかった

自分はその会社が他の法人から委託された業務をこなすという感じだった

 

業務の内容は外資系のフードデリバリーサービスのサポートだった

たぶんみんな一度は街中ででっかいカバンを背負った人を見たことがあると思う

あの会社だ

配達をしている人や、たまに飲食店から電話が来たり、メッセージという名のメールのようなものが届くのでそれを順番に対応するという流れだった

 

入社から勤務までの流れ

自分は大手の派遣会社から紹介されて入社した

初めは派遣社員という話だったが、なぜかわからないが契約社員で勤務することになった

だが、時給は安く1200円。

あまり契約社員のありがたみは感じなかった

 

その後研修が始まるのでそれまでに自宅にパソコンなどの機器を発送しなければならないということで、住所の確認などの手続きをかなり慌ただしくこなした。

また、在宅で勤務するので、ネット回線の速度はウェブ上のツールを使って計測して送らなければならなかった

あとは、扉を閉めて静かになれる場所がないといけないとも言われた

そのあたりは普通の1Kのアパート暮らしだが、難なくクリアできた

 

数日すると、パソコンが送られてきたのでそれのセットアップをした

DELLのデスクトップパソコンだった

ここで自分は難なく設定などがこなせてパソコンを起動できているが、パソコンに不慣れな人は注意が必要だ

自分で設定ができないと在宅なので職場の人に聞くのも電話になるのだ

同じオフィスで呼んだら誰かがすぐ見てくれるのと違い、電話でのサポートなので時間もかかるし、パソコンに不慣れな人だと解決までに時間もかかる

家族と暮らしていて詳しい人がいればいいが、パソコンなどが不得意な人はひとりで全部こなすことになる

これはずっとアキレス腱になる

なので、ある程度パソコンがいじれる人の方が良いかなと自分は思っている

 

研修

研修はZOOMを使用して行われた

30名以上くらいが研修を同時に受けたのでかなり人数は多かったように覚えている

ただ、この人数が多くてリモートというのが曲者だった

外資系でなおかつIT企業からの案件を委託されている

なのでシステムを使用して業務をこなすことが多い

そうなると、いろいろなシステムにログインしたりするのだが、それがままならない人が出てくる

そして、問題が研修をしている人間も入社して日が浅く、また管理職としても実力不足の人間が多かったのでうまく現場を統制できていなかった

なのでみんなが同じ作業を完了するまで非常に長い時間が要される、ということになる

無駄な時間が多かった

在宅でなければもっと早く進んだのになあと結構思っていた

 

研修はGoogleスプレッドシートやスライドを使用して行われた

研修のスケジュールの後ろの方にテストがあり、規定の点数を取れなければ退職になる、というものでなかなか厳しいものだった

自分の研修時は研修担当のおばちゃんがわりと答えに近しいものをけっこう教えてくれていたので突破できた

しかし、数名は突破できない人もいた

その人も上に掛け合ってみると言われていたが、実際にどうなったのかはわからない

 

研修の内容

事業の概要や、使用しているアプリの操作などについて学ぶ

実際の業務で役立つことが多いが、いちばんは自分がデリバリーする側を経験することだと思う

そうすればすぐにできるようになる

自分はやらなかったが

 

同僚や上司の印象

同じ時期に入社した人間は、年齢的に言えば若い人も中年もいたので幅広かった

女性も男性も半々くらいだったと思う

あとはゲームや漫画が好きな人が多かった

家から出ずに何かやっているのが好きそうな、オタクっぽいとでも言えばいいのか、そういう人が多かった

また、上司については全体的にレベルが低い人が多かった

おそらく管理職の経験があって採用されているんだろうがそれにしては人の管理だったり掌握が下手だった

立ち上げ時のどさくさにまぎれて、人数が必要だから強引に入り込んだ、というような印象が強かった

おじさん、おばさんの上司だが、自分より人間ができていない人が多く、辟易した覚えがある

総じてちゃんとしたキャリアを積んでいる人間は入ってこないのかなあという印象だった

ただ、一緒に研修を受けた人の中にコルセンのSVをやっていた人などが多数入社してきていたので、現在は以前までの状況より改善されている可能性もある

 

実際の業務

実際に業務をした感想としては、非常に単純であった

2、3日で慣れてしまった

配達員から電話が来るのでそれに出る

出るが内容は6、7パターンくらいにほぼ絞られるので簡単だった

そして電話が来ない間はメール対応をする

コールセンターでの経験が3年くらいあって数社渡り歩いていれば難なくこなせるのではないだろうか

メール対応もほとんど現場の管理職が回ってきて教えてもらわないとなにもできないので待ち時間も多かった

メール対応はマニュアルに載っていないものが多かったためだ

 

退職の理由

退職の理由は業務がつまらないし、勤務している人間のレベルが低かったからだ

長くはいる場所ではないなという思いがした

 

在宅勤務のいいところ

通勤がない

なんといっても、これがいちばんだと思う

通勤の時間がないのでのんびりできる

時間をその分有効に使えるというのが最大の利点だと思う

人と会わなくていい

これもある

同僚のおじさんの面倒臭い世間話とか、お局おばさんに気を使わなくていいのだ

ネット上以外は

そういうのが嫌な人にはいいと思う

 

在宅勤務の悪いところ

トイレ

これは自分だけかもしれないが、トイレ掃除が面倒なので洋式トイレに座って用を足していたら、なんだか膀胱のらへんが変な感じになった

退職したら治ったので、ずっとそういう用の足し方をするとよくないのかもしれない

辞めたら治った

個人差はあると思うが、自分はそういう症状が出た

運動量

自分はジョギングをしたり、ウエイトトレーニングなどの筋トレをしていたのでまだ維持していたと思うが、それでも運動していないなあ、という感じがした

通勤しないし、オフィスの中を歩き回らないというのは思った以上に運動量が減るようである

何もしなかったら体力はかなり衰えると思うので、通勤しない分、自分で何か運動をした方がいいと思う

自宅の環境

通話中に、音が反響すると言われることがあった。広くはないので、音が反響したのかもしれない

また、自分はハウスダストに弱いので、勤務していた時期は少し体調がよくなかった

友達が増えない

人付き合いが苦手な人ならいいのかもしれないが、普通に人と話せるなら、同期の人間と話したりランチしに行くことも楽しいことの一つになると思う

そういうのがなくなるので、なんだかなあと思う部分はあった

パソコンが苦手だと辛い

システムなどの設定を自分でこなすので、ある程度自分でできないと辛い

家族が助けてくれるのならいいが、一人だと厳しい

頼れる人がいないならあまりおすすめはできないかなあと個人的には思う

 

実際に在宅勤務をしてみての個人的な感想

良いところもあれば悪いところもある

実際に勤務してみた感想としては、現時点だとベストな選択とは言えないと思う

ベストなのは一流企業に入って、リモートワークという体で在宅勤務をすることだと思う

他の企業はわからないが、もっと待遇などが改善されれば違うのかもしれないなあと思っている

 

向いている人としては、やはり人と関わりたくない人だと思う

同僚と話したりするのは苦手だが、業務上の提携の会話なら電話でできるという人なら向いているのではないかと思う