男を見る目がない女
男を見る目がない女もいる
という書き出しにすると、ははあ、君はさてはモテない方の男だね
と、名推理を働かせる人がいるかもしれない
そんな奴の雑言は馬耳東風に伏せ、語っていきたい
まず何を隠そう、自分の母親がそういう女だった
大体の人はわかるだろうが、小学校のころのガキ大将キャラみたいなやつって性格が悪い
調子に乗っているし
だが、母親はあの子は元気があるとかなんとか言って、褒めていた
おいおい、勘弁してくれよ、というのが息子の正直な気持ちだ
というわけで、男を見る目のない女が好きな男は、どういう奴が多いのかを考えていきたい
ガキ大将
まあガキ大将になるんだから、何かしらが優れているんだろうが、却下だ
大体、調子に乗っているからだ
女にだけ優しい男
男には滅法きついことを言うが、女にだけはミスをしてもしからず優しい男がいる
それにまんまと女は騙されていく
逆に女の方にもこういうタイプの人間はいるんじゃないだろうか
本能のままに生きているなあと言う感想である
なるべく半径100キロ以内には近づきたくない
仕事はできる男
仕事だけはできる人間がいる
ただ、仕事ができることと人間性は必ずしも一致するものではない
大工の腕がいいことと、家族という組織を運営していく才能はまた別のものだ
誰かの悪口を吹聴して、自分はブランディングする男
誰かのことを陰口や悪口を言って、評価を落として、自分のことは過大に評価する男がいる
こう言う奴は上の人間にはペコペコして気に入られているので、ある組織や集団では優位に立っていることは多い
ただ、本人よりも実力や能力がある人間は多い
こう言う奴がいると、集団は大変である
金や社会的地位はある男
ステータスや所有資産の多さは、人間性の豊かさとは比例しない
ステータスのある職業、例えば先生と呼ばれる職業に就くには試験を突破する必要がある
だが、その試験を突破する能力は対人関係にもそのまま生かせるものかと言うとそうではない
また、莫大な資産を有するには会社経営の才能などが必要だが、これも人間性とは相関関係がない
ある能力が突出していれば、全ての能力が優れていると思うのは幻想である
口だけは調子がいい男
何かを断定的に話したり、決断する時に即決できる人はすごいような気がする
ただ、重要な決断を即決しても良いのだろうか
一度時間を置いてじっくり考えた方が、リスクについてもしっかりと比較検討できるものではないだろうか
あまり台詞を調子よく繰り出されるのは気持ちいいだろうが、本当にいい男ならそういうことはしないだろう
言葉の軽薄さも知っているからだ
自分に依存させることに長けている男
犯罪者に多いタイプだと思う
暴力を振るったり、暴言を吐いて、相手の意思を否定し、自分の意見を押し通そうとする人間だ
正常な精神状態を保てる範囲ならいいだろうが、こういうタイプは正常な精神状態を破壊した上で、自分の価値観が絶対であると思い込ませる
見分け方は簡単だ
あなたの意思や意見を尊重できるかどうかだ
ただ、その時に正常な精神を保つことができていればの話だ
まとめ
何かの能力に長けていても、それが他でも通用するわけではない
どこかの組織で力を持っていても、それが他の世界でも通用するかはわからない
あなたの意見に耳を傾けてはくれるだろうか
そこから考えていくのが良いのではないだろうか