与太者ブログ

日々思ったことを徒然に書いています

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職業訓練のメリットとデメリット

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職業訓練という制度がある

国や地方公共団体が金を出してくれて、専門学校のようなところで勉強してスキルを身につけて就業しよう、という制度だ

自分もこれを利用して転職しようとしていた

利用するにはハローワークからの申し込みが必要になる

そこで話を聞いていろいろわかったこともあるので記載していきたい

自分は名古屋に住んでいるので、名古屋での話になる

住んでいる場所によって異なってくるということはご理解いただきたい

 

職業訓練の種類

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職業訓練には3種類ある

求職者支援訓練、公共職業訓練、雇用型訓練の3種類だ

ざっくり言ってしまうと、求職者支援訓練は、雇用保険を受けられない人が受ける

公共職業訓練雇用保険の受給資格がある人

雇用型訓練は、新卒で就業経験の浅い人が対象だ

 

 

訓練の内容に違いはあるのか

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違いはある

開催している講座の受講内容が変わってくるからだ

そこも踏まえて考えていかないといけない

例えば求職者支援訓練にしか自分の学びたい内容がない場合、雇用保険を受けるのは自己都合の退社だと二ヶ月後からの受給になる

そこまで給料がないと結構辛いと思う

その間にアルバイトをすれば良いじゃないか、と思われる人もいるかもしれないが、求職者支援訓練を受けている間は就業できる時間数は決まっているため、副収入を得ることは厳しい

 

基本的には公共職業訓練を選ぶことになる

公共職業訓練に受かると即時に失業保険の受給が可能になるからだ

収入があるのとないのでは精神的に大きく変わってくるので、公共職業訓練を選びたい

ただ、公共職業訓練はここからが本番で結構デメリットがある

 

修行期間が短い

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勉強する期間が短いことが多い

基本的に公共職業訓練は三ヶ月ということが多い、長くて半年くらいだろうか

これはその業界から見て、という意味だ

例えばプログラマーになろうとする

その時に職業訓練を三ヶ月受けても、業界の人から見たら、三ヶ月勉強しただけの人間など、新卒に毛が生えたようなものだ

なので、転職活動で強くアピールできるだけのスキルが身につくかというと厳しい部分がある

ではどうするのかというと、職業訓練を実施している会社にそのまま入社する、ということが多いと思われる

職業訓練を実施しているのは学校であることもあるが、法人が運営していることも多い

法人が育て、自分たちの戦力として取り込むところも多い

 

必ず受講できるわけではない

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公共職業訓練は、実は志願すれば必ず受講できるわけではない

志願者が多い場合、面接や試験で受講する人間を選定する場合がある

人気の高い職業訓練もあるのでその場合は面接になる場合が自分の地域では多いということだった

つまり落第すれば失業保険の給付まで時間が空いてしまうということなのだ

貯金がある人でも少しためらうだろう

 

授業の内容がしょぼい

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自分はweb業界に興味があったので、コーディングとかそういうことがしたかった

だが、実際に訓練の説明会に行ってみると、本屋で本を買ってきて自分でやればできる内容をそのままなぞっているような授業だった

自分は本を読んだりして少しは勉強していたのでこれはショックだった

こんなもの勉強しても何の役にも立たないだろう、という予想がついてしまった

もちろん地域や講座によっても変わるのだろうが、自分の住んでいるところではそういう状況だったのだ

 

教育訓練給付

職業訓練の他に上記のような制度もある

スキルアップのために受講した専門学校などの授業料が戻ってくるというものだ

全額ではないがある程度は戻ってくるらしい

在職している仕事がそんなに厳しくなく頑張れば時間が取れるようであれば、多少お金がかかっても教育訓練給付金を利用した方が良いように思われる

時間はなかなか取れなくなるが、給与の計算はある程度取れるので、精神的には落ち着いて取り組めると思う

 

まとめ

職業訓練は素晴らしい制度だが、難点もいろいろと多い

特に自分が行きたいweb業界に関しては、役に立たなそうなことが多かった

おそらく、愛知県という土地柄もある

メーカーが多いのでどうしてもweb系よりも組み込み系のプログラマーの方が需要があるのだろう

自身の在職している職場環境や預貯金、実家が使えるかどうかなどを総合的に考えて、訓練を受けるかどうか考えてもらった方が良いと思う