きゃりあ
少し前のブログでも書いたが、自分はそこそこの国立大学を出ているが、製造の現場にいた
いわゆるライン工だ
ライン工は高卒や中卒ばっかりで、大学を出た人間なんてほぼいない
なんでそれなのに現場に入ったの?
といわれたら、就職活動がうまくいかなかったのだ
書類は通るが、面接が通らない
そんな状態が続いていた
その年はあまり景気も良くないので、内定数は少ないと言われていた
大学院に逃げるものもいた
実家に帰って就職活動は継続したが、よくなかった
予期していたが、親とは仲が悪いのだ
結局三か月くらいで家を出ることになる
金はないので、家のある仕事、それが製造だった
製造は大学生の時にバイトをしていたので自信があった
まあ自身もくそもライン作業なんで誰でもできるが
うまくはなせなかったし、ケアレスミスも多いし
製造業で職人みたいな仕事くらいしかできないだろう
そう思っていた
だが、そうではなかった
仕事をして金ができ、旅行に行ったり遊んでいるうちに知見が広くなったのか、ミスが減りだした
コールセンターの仕事に転職したら、ひと月くらいで話せるようになった
自分の家は、変わった家であり、そこで様々な経験を制限されていた
それが解放され、能力が伸びたのだろう
しかし、齢30に突入していた
コミュニケーション能力が磨かれ、仕事を理解できる頭もあるが、キャリアと年齢は厳しい
転職できそうなのは製造くらいだが、そこそこの大学に行った頭の人間と、勉強のできない高卒の人間が話が合うわけがない
この先どうすればいいのか見当もつかない
一発逆転も難しいところで、どこへ行けばいいのかとても迷っている
自分のような人間はどれくらいいるのだろうか