与太者ブログ

日々思ったことを徒然に書いています

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高校生の時に学年トップクラスだったのに0点をとるようになった話

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高校生の頃の話をしたいと思う

自分は上昇したり下降したりが忙しかったので変な高校生活を送っていた

もし勉強に身が入らないなあとか、勉強することの意義だとか、いい大学に入ってその後のことが見えないなあ、と思う人がいたら読んでもらえたらなあと思う

自分の高校時代の環境について

高校があった場所

自分の高校があった場所は三重県という、とりたてて見るべきもののない東海地方の田舎にあった

伊勢神宮とか松阪牛があるところなのだが、実際に訪れる人はほとんどいない

自分の家から電車に乗り、ターミナルの駅まで30分かけて行った後、またちっちゃい電車に乗ってえっちらおっちら10分か15分くらいかけて通学していた

 

高校のレベル

地方の自称進学校だった

進学校のくせに東大に入学したものがいないという学校だった

この時点でお察しのレベルではある

入学した時に名大の医学部に進んだ人がいるので、実質東大合格だ、という話を聞いてもいないのに聞かされた

 

教師のレベル

教師のレベルは入学した時から中学の時より下がったな、という印象を持っていた

生徒に話をする時に要領を得なかったり、迫力がなかった

中学の時の教師は、学校の不良が逆らえないような力がある人が数名いたからだ

体罰が煩くなってきていた時代に容赦無く鉄拳を下す人もまだいた

ただ、だれでも、というわけではなくて著しく素行に問題がある場合だ

そういう人たちがいたところだったので、余計に高校の教師が面白くなかったのだと思う

 

自分の家庭環境

自分の家庭環境も変わっていた

親父は旧帝大を出ていたが、タクシーの運転手をしていた

小説家になるためにあえて、という名目であるが、結局なれずに死んでいる

母親は学歴信仰者であり、学歴のある人間は人間性も備わっているという人間だった

ただ、親父はDV癖もあるし、プライドが高く、人の揚げ足を取るのがうまかった

親父を見ていてなぜその信仰が続いたのか不思議である

なので母としては貧乏なので私立には行けないので、それなりの国立に、というのが希望だった

また、変わり者に多いことではあるが、自分たちが変わっていることを認めず、私たちの家は他の家とは違うから、という考え方だった

テレビもバラエティ番組は下らないと言われ、あまり見られず、インターネット環境もなく、貧乏なのでろくに塾や旅行などにも行けなかった

そのため自分はおよそ世間から隔絶された感覚を持って成長していた

今思えばの話であるが

 

さて、ここまで状況を述べた上で、高校時代になぜ勉強しなくなったのかについて紐解いていきたい

勉強をしなくなった理由

高校を選んだ理由

高校は理数系のクラスに進学していた

そこがその地域ではレベルが高いと言われているコースだからだ

それは親が決めた

ただ自分は文系なので最後まで馴染めなかった

 

勉強の意義を見出せない

ひたすら詰め込むだけであり、論理的な思考やトライアンドエラーを繰り返して正解を導き出す、などの研修はない

それはただ膨大な暗記量を試すものであり、それが実際に役に立つとは到底思えないものだった

 

世間と隔絶されすぎていた

そうした状況なのでどうやって勉強するべきか、勉強の効率的なやり方や参考書などの情報を知らなかった

また、それを知るための手段さえ自分は知らなかった

ただただ愚直に悩んで回答を導き出す、ということを繰り返していた

だが、そうした勉強法では無理があるので破綻した

 

夏休みに入ってエヴァンゲリオンを読んだ

あほみたいな理由なのだが、漫画版のエヴァンゲリオンを読んで、ぷっつんと切れてしまったのだ

原作者の庵野さんが「ただ死んでいないだけの自分」を投影した作品であるという

その一節を読んだ時に、数学が苦手だった自分は「数学をやっているときの自分は死んでいるな」と思ってしまったのだ

 

勉強をしなくなってから卒業まで

勉強をしなくなってから、自分は数学で0点をとったり、とにかく成績はがたおちだった

ただ、何も勉強していない割にはなぜだか点数はそこそこ取れていた旧帝大に進んだ兄や父と会話していて、理解できない話が出てくることはなかったので、頭の出来は悪くはなかったからだと思う

最終的に希望校には合格できずに、浪人の末中堅の国立にすすんだ

 

すべき行動とは

在学中に立て直すことができなかった

自分は在学中にどうすればよかったのかと今でも思う

ネットから膨大な情報を引き出せるようになった現在、自分が取るべきだったと思う行動をいくつか以下に記載したい

都市圏の進学校に進学する

東京・名古屋・大阪などの進学校に進学するというものだ

環境を変える、ということである

レベルの高い環境に身を置ける、ということもあるし都市であれば生活していく上でも刺激が多いため、自身が得られる情報は多い

電車や地下鉄などの発達した交通網や、大規模な商業施設、海外からの外資系の飲食店など、多くの体験や経験を積むことができる

勉強とは直接関係ないかもしれないが、社会的な経験は本人の見識を豊かにすることができる

 

留学をする、もしくはそのための準備をする

高校時代に留学しても良かったし、それができなければ高校卒業後は他国の大学を選ぶのも選択肢だっただろう

海外で生活した経験やバイリンガルになるというのは思った以上にアドバンテージだ

 

芸能界の門を叩く

高校生ではまだ自立するのは現実的ではない

ただ芸能界に入れば就業することができ、うまくいけば得られる収入も大きい

また、得られる経験も大きいだろう

自分はそれなりに顔がよかったらしく、後年女友達に高校生の時の卒業アルバムを見せたら、学校でかっこいいとされていた人よりもほぼほぼ顔がいいと言われた

何人かに言われたので事実なのだと思う

売れなくてもいい、芸能事務所に入れば状況するなど環境を変えられる

自分が動いて何かを経験することが大事なのだ

勉強をせずにくすぶっているよりはよっぽどいい

 

くすぶっている人へ

自分は通常の一般的な家庭で暮らしてこなかったので特異ではあると思う

だが、なにかしらアクションを起こさないと変わらない

重要なのは環境を変えることだろう、家庭の経済状況などを把握した上で、自分にできる環境の変化を考えてみるのが良いと思う