結婚をすべきなのか、すべきではないのか
日本に暮らしていると、結婚をして子供ができて一人前というような雰囲気がある
なぜ、結婚をすると一人前なのであろうか
家庭を持ちうる経済力と人格を有していることの証明であると言えるからだろうか
ただ、この答えには失笑、もしくは首を傾げる人も多いと思われる
いやいや、結婚している人でそんなご立派な方など一握りですよと
では、結婚することで得られるものやなくすものを通して、その意義を考えていきたい
結婚で得られるもの
パートナー(途中解約可能)が手に入る
現代において一生添い遂げる、という概念は薄くなっている
ただ、自分の精神的、肉体的に落ち込んだ時に一人で立て直すのが難しい場合でも、二人であればたやすく立ち直れることもあるかもしれない
また、自分とは異なる能力や才能を有した人物とパートナーになることで自分の視野が広がり、より視野や見識が広がる可能性もある
扶養手当など経済的、社会的な手当てを現金で支給される
直接的に書面で記載され、また現金という形で目にすることができる
わかりやすい変化である
単身世帯からの変化であり、この変化により政府からの税金や保険制度などにも変化が生まれる
結婚が有利な状況を生むようであれば、結婚をする方がよりベターな状況に立てるだろう
古い価値観を持った人間からの信頼
前置きにも記載しているが、古い価値観のままアップデートされない人間も多い
そうした人間を黙らせるには、古い価値観を達成することが一番早い
では、逆に何か失うものもないだろうか
結婚で失ってしまうもの
一人でいるということ
諸刃の剣ではあるが、一人ではなくなってしまうのである
契約上縛られた関係にある
この契約では、夫婦は同じような生活水準で暮らすべきであると、我が国ではなっている
一人で趣味に没頭するのもなかなか難しくなるだろう
合議制になる
最初のデメリットに近いが、複数人がある集団を形成する場合、かならず異議が生じる場面は出てくる
その場合、円滑で平和的に事態を解決できるのは話し合いだろう
その中で妥協や譲歩を繰り返し、自分にとっては不本意であっても合意せざるを得ない場合もある
古い価値観を持った人間から落第の認定をもらう
反対に、古い価値観の人間からは落第とみなされるだろう
結婚をなんのためにするのか?
婚姻制度はなんのためにあるのか
それは恋人関係にある二人の間を裂くものが現れないようにか
経済状況を安定させるためか
生まれくる子供のために夫婦の収入を分配するためなのだろうか
婚姻制度は、おそらく今の時代からすると古く、遅れているものになっている
夫婦別姓さえ現在はまだ認められていない世の中だ
結婚という契約を結ぶことで何を証明したいのか、その意義について考えることで結婚への理解が一層深まるのではないだろうか